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坂の上の雲〜NHKオンデマンドより…改めて「司馬遼太郎」作品は凄いと思った訳も。

全13回見終わりました。

日露開戦、バルチック艦隊の全滅まで、さらに49歳で秋山真之が亡くなるまで。


原作もおもしろかったですが、こういうドラマになっていると、

文字を追うよりも全体が理解しやすく、感動も大きい気がします。



戦争の場面では、「司令官」と「作戦参謀」との違い、


前線と後ろの指令本部との温度差など、


よくある話ではありますが、たとえば秋山好古の例などを見ると、


改めて「怒り」が沸くというのは自分が単純なのでしょうね。


しかし、ドラマの重厚さはさすがにNHKで、

13回にわたる長編ながら、

完成度が高く、特にさすがのキャスティングで、


阿部寛、香川照之、本木雅弘、さらに

菅野美穂、松たか子など。

何度でも見られるドラマだと思いました。


中でも、子規役の香川照之は、


知ってはいましたが、さすがの演技で、


特に、痛みに苦しむ晩年と、若き学生時代、


真之の友人であり、文学者であり、


かつ互いの理解者であるという存在感が大きくて。


子規を失ったことは真之にとってもある意味不幸であった、と


原作を読んだ時も思いましたが、また改めて思いましたね。








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テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : 「坂の上の雲」本木雅弘